長期優良住宅 「つくっては壊す」住まいから「手入れして受け継ぐ」住まいの時代へ

  1. 構造躯体の耐久性屋根や階上の床を支える梁(はり)材に、鉄と木の複合梁「テクノビーム」を採用。床梁のたわみ量を、木造住宅設計基準のの約半分(1/600)以下に抑え、柱も強度品質の安定した集成材を用い、長年にわたって変形の少ない、快適な居住空間をお届けします。
  2. 変幻自在な住空間暮らしの変化に合わせて間取り変更にも柔軟対応。
    テクノストラクチャー工法では、緻密な構造計算に裏付けられたフリーウォールシステムを導入。家族構成の変化に合わせた間取り変更に対応することが出来ます。
  3. 優れた耐震性緻密な構造計算に基づく耐震構造で資産価値アップ。
    在来工法の木造住宅の2倍以上にあたる388項目(多雪区域の場合440項目)の構造計算に基づいて設計。耐震等級2以上の耐震性能にも対応しています。
  4. オリジナル断熱仕様で省エネ独自の高気密・高断熱システムで省エネと快適さを実現。
    独自開発の外張り断熱工法により、高い気密・断熱性能を確保しました。
  5. 高いメンテナンス性長期優良住宅に欠かせない定期的な点検・補修がしやすいようにトラップや点検口を設け、配管や配線の レイアウトにも工夫をこらしています。

長期優良住宅対応長期優良住宅

2009年6月4日より、長期優良住宅の認定がスタートし、国をあげて寿命の長い住宅の普及・支援がはじまっています。
長期優良住宅は、これまでの主流だった「古くなったら建て替える」住まいのスタイルではなく、住宅の寿命を延ばすことで解体による環境負荷を減らし、 数十年経っても資産価値を高めていく住まいのこと。新築時の住宅性能強化や居住後に計画的な点検・補修が求められる半面、 減税額・期間の拡大や最大50年の長期ローンの整備などの優遇措置が導入されています。
テクノストラクチャーの住まいは、この長期優良住宅にも対応する高性能住宅。木と鉄の特性を活かした高耐久・耐震構造により、住み心地のよい住環境と資産価値を永く保ちます。

長期優良住宅の3つのメリット

① 所得税等の減税

長期優良住宅として認定されると、所得税、登録免許税、国定資産税、不動産取得税が減税となります。

② 住宅ローンの優遇

長期優良住宅はフラット35での住宅ローンがお得になります。

■ フラット35S(優良住宅取得支援制度)20年金利引下げタイプ
「フラット35」に申し込みした方で、省エネルギー性、耐震性などの要件を満たす住宅を取得する場合に当初10年間の借入金利について年1.0%の優遇を、11年目~20年目までの借入金利について年0.3%の優遇を受けることができる制度です。長期優良住宅と認定されると、この金利優遇を受けることができます。
※当初10年間年1.0%の金利引下げ幅は、平成23年12月30日までの申込み分について運用。
■ フラット50
最長50年間の長期固定金利型の住宅ローンも新設されています。

③ 補助金制度

長期優良住宅には、国の補助金制度があります。

■ 木のいえ整備促進事業
長期優良住宅の普及促進のために、国が補助金を交付する制度です。一戸あたりの補助金の上限は補助対象となる経費の1割以内、かつ一般型対象住宅の場合は100万円、地域資源活用型対象住宅の場合は120万円。
※対象の住宅供給事業者は、年間の住宅供給戸数が50戸程度未満の業者かつ、一業者あたり5戸が申請戸数上限です。
(平成22年度2回募集分における事業登録申請により、補助対象住宅の戸数を登録されている場合は、当該登録戸数との合計で5戸を上限とする)
※住宅エコポイント等他の補助金事業との併用はできません。

長期優良住宅の8つの特長

① 長期優良住宅仕様の家って?

多世代が、長期間住み続けることでさまざまな価値を生み出す長期優良住宅仕様の家。

「建てては壊し、また建てる」から、「いい住まいを建て、長く大切に住む」へ。
そんな時代の声から生まれたのが、長期優良住宅制度です。まず、地震などの災害に強く、高い耐久性を備えること。さらに断熱性など室内の環境を高め、省エネに貢献できること。そんな長く快適に安全に住める仕様で、何度も住宅を建てる経済負担を減らし、住宅の建設や解体による環境負荷も少なく。住まい自体の資産価値も高まり、減税などの優遇も受けられます※。「テクノストラクチャーの家」は、長期優良住宅の基準を高いレベルで満たした住まい。安心や節約など、長く住み続けるほどに、あなた人生、あなたの家族に、さまざまなメリットを生み出します。
※公式な認定が必要です。プランなどによっては認定を取得できない場合があります。

③ 安心が見える家がいい

「強い家」、「頑丈な構造」と言っても、その強さや頑丈さに根拠はあるの? 一棟ごとに違う構造や間取りの注文住宅でも、同じ強度が備わっているの?

そんな疑問に答えるために、「テクノストラクチャーの家」が行っているのが、 “構造計算”。構造計算とは、それぞれの間取りや地域の条件に応じて、住まいの強度を計算するものですが、それぞれの間取りが異なり、複雑であるにも関わらず、2階建て以下の木造住宅では義務化がされていません※。しかし、「テクノストラクチャーの家」は独自のプログラムを開発。すべての住まい、それぞれの設計ごとにしっかりと強度を計算します。一般地域では388、多雪地域では440と、法定よりもはるかに多い項目をチェック。こうした確かな裏付けがあるからこそ、安心をお届けできるのです。
※延べ床面積:500?u以上のものを除く

⑤ 暮らしが変われば住まいも変わる

5年、10年、20年。歳月とともに、お子さまが誕生し、成長し、家族構成は変わっていきます。時代とともに、ライフスタイルも変わり、暮らしが求めるアイテムやデザインも変わっていきます。

そんなとき、部屋の数や広さ、インテリアが容易に変えられること。それも、長く住み続けられる住まいの条件です。強度の高い梁「テクノビーム」によって、一般的な木造住宅より柱の間隔を広げることができる「テクノストラクチャーの家」ならリフォームはもっと簡単。場所を自由に決められる間仕切り壁「フリーウォール」をご用意。構造を理由に間取りの変更をあきらめなくても大丈夫です。その時々の暮らし方や家族の希望に応じ、ベストの住空間を実現。家族の理想の家であり続けます。

⑦ いい家は資産になる収入になる

長い人生、いろいろな出来事があるはずです。時には転勤も、定年後には田舎への移住も、老後にはマンションや施設への入居も。

実は、そんな時こそ長期優良住宅仕様の「テクノストラクチャーの家」が強い味方になります。10年、20年経っても安全や快適が維持できていれば、より高額での賃貸や売却が可能。また、いざという時に賃貸の斡旋、終身借上げ、一人目の入居者決定以降の空き家時の賃料終身保証などのサポートを行う、社団法人 移住・住みかえ支援機構の「かせるストック」の認定も受けられます。つまり、資産としての価値が高いのです。ローンの残債があっても、転勤や移住の際に、家賃収入が得られれば安心です。長期優良住宅仕様の「テクノストラクチャーの家」は、人生設計にも役立ちます。

② 災害から、住まいが家族を守る

地震や台風、あるいは豪雪。日本は自然災害の多い国。だからこそ住まいには、万一の災害から家族をしっかりと守る強さが大切です。

「テクノストラクチャーの家」は、家を支える梁に木と鉄を組み合わせた「テクノビーム」を使い、柱と梁の接合にオリジナル金具を使って強い構造を追求。最高等級である耐震等級3、耐風等級2、耐積雪等級2に対応※しています。地震にも負けず、強い風にも負けず、冬の積雪にも負けずに家族を守り、どんな時も家族が安心して寄り添えるそんな住まいになりたいと願っています。
※間取りや立地条件によります。

④ 見えない所にこそ、耐久性を

数世代にもわたって住み継いでいける住宅をめざした「テクノストラクチャーの家」。普段は目に見えない骨組みが劣化しにくいことは基本中の基本です。

例えば、「テクノビーム」の鉄部分にサビ防止の亜鉛めっき処理を施したり、構造に用いる木材には防腐処理や白アリ対策を施したり、床下を支える床束に白アリに強い鋼製の「テクノ束?U」を使用したり。壁にも、内部を空気が循環する「壁体内通気構法」を採用して湿気を逃がし、住まいの大敵“結露”を抑えます。その結果、通常の維持管理の条件下で75年程度使用しても劣化しないレベルを実現し、劣化対策等級で最高ランクの3を取得。見えない所にも最善を尽くしているから、お子さまへ、さらにお子さまのお子さまへ受け継いでいける住まいを実現できるのです。

⑥ 手入れ上手な家が、長持ちな家

住まいは消耗品です。どんなに耐久性を高めたとしても、年月を重ねれば、少しずつ傷みが出てきてしまいます。

ずっと快適に保ちずっと安全に暮らし続けるには、やはり、定期的な点検や修繕、部材の交換が欠かせません。だから、「テクノストラクチャーの家」は、点検口や清掃口など、設計段階でメンテナンスに配慮。建築時から将来に向けた定期的な点検・補修の計画をつくり、アフターサービスの窓口「リビングベル」で、住まいのカルテともいえる点検・修理を記録した住まいのデータを保管します。長く住み続けられる住まいとは、長く手入れをし続けられる住まい。お気に入りの道具のように、住まいも大事にこまめにお手入れをしてこそ、愛着もより一層深まります。

⑧ 長期優良住宅で節税も

長期優良住宅仕様の「テクノストラクチャーの家」が得られる経済的なメリットは、まだまだあります。

それは、減税やローンでの優遇措置。一般の住宅と比較すると、所得税からの控除額は10年間にわたって最大で100万円アップ※。住宅資金贈与の非課税枠が500万円も拡大します。これらの優遇措置を受けて、建てる際にも、建ててからも、「テクノストラクチャーの家」は、経済的なメリットに優れています。
※所得税から控除しきれない場合は、一部住民税からも差し引くことができます。
*平成27年度の場合

そこが知りたい!長期優良住宅のQ&A

日本の住まいって、寿命が短いの?
実は、長寿の国・日本の住宅寿命は、欧米のなんと半分以下なのです。日本では、住宅が新築されてから壊されるまでの平均年数が約30年と言われ、アメリカの約55年、イギリスの約77年に比べるとかなり「短命」です。これには、「新築願望」が8割超※2という国民性が影響しているとも言われています。
■ 日本と欧米の新築住宅の寿命比較
資料/
日本:住宅・土地統計調査 (1998年、2003年)
アメリカ:American Housing Survey (2001年、2005年)
イギリス:Housing and Construction Statistics (1996年、2001年)
長期優良住宅を選ぶメリットは?
子や孫の世代まで住み続けられる性能を備えていることで、さまざまなメリットが生まれてきます。数世代で利用することで一世代あたりの住居費負担が軽くなります。
  • 所得税などの減税措置や補助金制度が用意されています。
  • 住宅の寿命が延びることは、解体によるCO2削減や資源保護にもつながります。
  • 住宅ローン【フラット50】や金利優遇の【フラット35S】が利用できます。※1
従来の新築住宅と違う点は?
何世代にもわたって住み続けることを前提にしている長期優良住宅は、住宅の性能を永く保つため、
住まいの履歴書(定期メンテナンス記録書)の作成・保存、向こう30年間以上の維持保全計画書の作成が義務付けられています。
建築コストがかさむのでは?
一般の住宅に比べ大幅な耐久・耐震化が施されているため、確かに価格は割高になりますが、購入後の税金や住宅ローンなどの優遇措置が用意されています。
提出書類等詳細につきましては、国土交通省住宅局のホームページやお取引の金融機関でご確認ください。

■所得税

住宅ローン利用はもちろん、ローンを組まない場合も減税(投資型減税)対象になります。
住宅ローン減税と投資型減税のどちらか一方の選択となります。

■住宅ローン減税

● 一般住宅
居住年 控除対象
借入限度額
控除期間 控除率 最大控除額
平成23年 4,000万円 10年間 1.0% 400万
平成24年 3,000万円 300万円
平成25年 2,000万円 200万円
● 長期優良住宅
居住年 控除対象
借入限度額
控除期間 控除率 最大控除額
平成23年 5,000万円 10年間 1.2% 600万
平成24年 4,000万円 1.0% 400万円
平成25年 3,000万円 300万円

● 所得税から控除しきれない額は、個人住民税からも上限9.75万円まで減税されます。

長期優良住宅の審査基準は?
概ね次の項目について地方行政庁が審査し、一定の基準を満たしていることが条件になります。
  • 劣化対策(点検口・点検スペースの確保)
  • 耐震性
  • 維持管理・更新の容易性
  • 可変性(間取り変更)
  • バリアフリー性
  • 省エネルギー性
  • 居住環境(維持・向上性)
  • 住戸面積
  • 維持保全計画(少なくとも10年毎の点検実施)

テクノストラクチャーの長期優良住宅は、これらの基準に対応しています。

0120-27-5802